グループホームの介護スタッフとして、日々ご入居者の生活支援と体調管理をしています。認知症対応型とうたうグループホームに入居される方は全員が認知症を患っていますが、いかに自尊心を傷つけず、日常生活をできる限りご自身の力で支障なく送ることができるか、そのための声かけや環境整備を主な仕事と考えています。
またサブリーダーとして、開設まもないハウスのルール作りや入居受け入れ対応、またスタッフの相談窓口として意見や要望を受け、ハウス長と連携しながら解決、情報の発信に努めています。
計画作成担当(ケアマネジャー)がより良いケアプランを作成するために必要なご入居者の細かな情報は、日々間近でみている現場スタッフが一番よく知っています。それを常に収集、共有し、ケアプランの見直しや今後考えられる課題なども随時話し合いをして、一緒にケアの向上を目指しています。
そして体調管理といったところで、非常勤ではありますが看護スタッフの存在は大きく感じています。介護スタッフが対応可能な怪我の処置で足りない備品はないか、ご入居者の病歴からさらに知っておくべき知識や注意事項はあるか、グループホームという小規模施設で介護スタッフができる最大の健康管理について話し合いを重ね、知識を共有いただいています。
周りのスタッフと話し合って試したことがいい結果につながったとき、やりがいを感じます。
十人十色のご入居者を支援する介護現場ではケアの向上のため検証と振り返りが必須です。
あれをやってみよう、これじゃ効果なかったね、これはどうかな?うまくいった!この試行錯誤を愉しみながら毎日仕事をしています。
全てが新しい。これがいちばんの自慢です。良くも悪くも特色や慣習のない新しいハウスなので、固定観念にとらわれず「とりあえずやってみよう」「こんなことやったらおもしろそう」を企画、実現しやすいのかなと思っています。「夏だからみんなで花火しましょうよ!」「楽しそうだねぇ」先日はこの一言で夕涼み会の企画が始まり、ご入居者や近隣の方と花火の思い出を作ることができました。
なんでも挑戦、なんでも愉しむ。これをいちばん大切にしています。初めての業務、慣れない環境、不安を感じる瞬間はたくさんありますが、とりあえずやってみよう、楽しいかもしれない、何事もチャンスだと思って取り組んでいます。今こうしてサブリーダーという役職を引き受けたのも、不安こそありましたが、挑戦と思ってがむしゃらにやってみた結果、楽しくできています!