支えられて創業25周年
軌跡をまとめた冊子『あゆみ』を発行
生活科学運営の前身である生活科学研究所が、名古屋の地において任意団体として活動を開始したのが1983年6月のこと。大韓航空機撃墜事件が起こり、松田聖子さんが人気絶頂、NHKの朝の連続テレビ小説「おしん」が高視聴率を上げた年でした。さて、皆さんは当時、何をされていたでしょうか。 生活科学が行ったのは、経済が安定成長期に入り生活が物質的には豊かになった反面、人と人との関係が失われていくなかで、社会の歪みの影響を受けやすい子ども、女性、高齢者の視点に立って生活を見直そうという生活改善運動でした。まず最初に行ったのは、子育てが一段落した主婦を対象にした「女性のための転職、再就職セミナー」。続いて、都会と田舎の子どもたちの交流の場づくりとしての「ジュニアキャンプ」でした。課題を抱えている人たちの本質的なニーズを引き出し、問題解決をすることでニーズに応えていく参加型の手法は、創業当初から活動の根本にあったのです。 そうした創業期から今日までの当社の歴史をまとめた冊子『あゆみ』が、制作開始から半年をかけて、このたび完成いたしました。第一章では「温故知新」として当社のあゆみを、第二章では「多種多様」としてハウスのあゆみを、第三章では「一期一会」として入居者はじめ当社を支えてくださった方の声をまとめたものです。
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( 2008.12.1 )
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