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新米広報のドキドキルポ
「夜勤に密着」

先日、ライフ&シニアハウス井草で、夜勤業務を見学。17時から翌朝9時まで勤務する3名のうちの1人に密着しました。この夜見聞きしたことは、介護の現場はもちろん高齢者の介護そのものの実体験がない私には驚きの連続。プロなら当たり前と思われることばかりかもしれませんが、以下に、私の驚きベスト3を紹介します。

1 入居者一人ひとり対応が違う!
トイレを見守るときの立ち位置、薬の渡し方、オムツ交換のタイミング、そして何より声掛けの微妙な違い。たとえば、体の向きを変えるとき、ある方にだけ「おへそを天だよ」という声掛けをしていました。この方は半身に麻痺があり「右向いて」とか「壁側向いて」という言い方では混乱してしまうので、この言葉を使うようにしたそうです。このほか、身体状況だけでなくその方の生活歴や性格、その日の心の状態に合わせた声掛けの工夫もありました。

2 記録が細かい!
摂取した水分の量、排泄の時間と回数、体位変換の記録、気になった会話…など、とにかく記録の種類が多い。報告書への記入も徹底しています。この日、スタッフと入居者2人が椅子の座り替え時に少しバランスをくずしたため、いったん床に座り体勢を整えたという場面があったのですが、これも「報告」として、状況を細かく記入していました。

3 見事な連携プレイ!
スタッフ間はもちろん、スタッフと入居者の間にも連携プレイを感じました。朝の着替えのとき、ボタンを自分でできるところまで留める入居者。そして、途中からさっと無言で引き継ぐスタッフ。「今日は暑くなりそうですよ」「上着いらないかしら?」なんて会話をしながら。
ある男性入居者とのチームワークも見事。まず尿意をもよおした入居者がコール→すぐに部屋を訪問し尿器を当てる→外に出てドアの前で待機→「出〜たよ〜」の合図で入室→尿器をさっと外して片付け。ちなみにこの方の排尿の介助は夜間に3回ほどありましたが、この流れるような一連の動きは、どの回も寸分たがいませんでした。何度も繰り返すうちに、お互いにとって快適な流れを見つけていったのでしょう。

夜のハウスでは、上記以外にも、お互いをよく知り信頼し合っているからこその光景を多く目にしました。
寝付けないのか1時間置きにトイレ介助を求めてコールを押す方、「通帳を盗んだでしょう?」などとスタッフに訴える方…。私はその都度ドキドキしてしまいましたが、スタッフはすぐにかけつけ、しかし動じることなく、入居者の心や体が落ち着き眠りにつくまで見守っていました。

家族のような温かい見守りとプロの介護。この両方を見た夜勤見学でしたが、たった1晩でわかったとは言えません。生活は毎日続きます。そして状況は毎日違います。これからも継続的に、介護の現場を見ていきたいと思います。(K.I)

 
深夜1:00 起こさないように、そっと寝息を確認しながらの巡回

絶え間ないコール対応の合間を縫って、数々の記録を記入

( 2008.5.27 )

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