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持家社会の次

先日、「ライフハウス京都醒ヶ井」のハウスセミナーで、参加者の男性が入居者の男性にこんな質問をしていました。
「家を手放すとき、さみしい思いをしませんでしたか」
「財産を子どもに残さなくていいのか、迷っています」……。
入居者からは、「さみしさはあったけれども、それ以上に、子どもに介護負担を与えたくないという思いがまさった」という答えが返ってきました。
持家社会を生きてきた世代ならではの価値観に、はっとしたことを覚えています。

「もうひとつの住まい方推進フォーラム」の事務局で、『住宅政策のどこが問題か―<持家社会>の次を展望する』(平山洋介・著/光文社新書)という本の話題が出たので、さっそく読んでみました。

経済成長のための、標準的なライフコースを前提としたものだった戦後日本の住宅政策が今、多様なライフスタイルとのミスマッチを起こしている…。この本を読んで、まさに今、「もうひとつの住まい方」という選択肢が切実に求められていることを痛感しました。

「住まい」という切り口で世の中を見てみると、雇用や生活困窮の問題、家族のありよう、少子・高齢化問題など、今ある様々な社会的課題が浮き彫りになります。(K.I)

( 2009.10.8 )

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