先日、淑徳大学で社会福祉士を目指して勉強している学生の皆さんに「株式会社が取り組む地域包括ケア」というテーマで講義をしてきました。持ち時間は1時間ということで、あまりあれこれ深掘りすると何が何だかわからない話になるので、会社の紹介みたいな話になりました。
普段は
・入居を検討している中高年の皆さん
・高齢者住宅の事業に興味のある皆さん
・アカデミックに高齢者住宅を考えているような皆さん
の前で話をしているので、学生の前で話すのは、どこに興味のヒットポイントがあるのかわからない。なにしろ自分の子どもより年下ですから・・・
200名近くの受講生がいましたが、なるべく教室にいる皆さんの顔つきや反応を見ながら話しました。
今日は、感想を書いてもらったカードを読んでいます。
・施設というより自宅に近いと思った
・お互いが支え合いながら関係性をつくっていて、家族のようだった
・介護や支援よりも、「生活」に重きを置いていると思った
など、皆さん熱心に聞いていてくれたんだなぁとうれしくなっています。
ただ…
講義を担当している教授から、「今の学生は、高校生のときから、高齢者や介護に対してネガティブなイメージを持ってしまうような教育を受けている」と聞きました。ですから、私の話を1時間くらい聞いただけで、「考え方が変わりました、ありがとうございます」と書いてくれても、少々複雑なものが残ります。
これまで、ご利用者・ご入居者になる側への啓蒙が事業者を育てる、と考えて活動していましたが、働く側への啓蒙も必要だ、とつくづく考えさせられました。
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