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社長コラム

終末期ケアに論理的正解はない

こんにちは。浦田です。

回覧板でその存在を知り、「せたがや福祉100人委員会」という区民の活動に参加しています。2月19日には、この委員会主催の「区民の視点で考える「自分らしい終末期を考える『住みなれた地域でいつまでも』」というシンポジウムに、患者家族の話や質疑応答の“聞き手”として登壇しました。
烏山区民センターホール。予想以上の来場者数に、終末期への関心の高さがうかがえた

400人もの区民で満杯の会場を見ながら、こういう場に国土交通省・厚生労働省の方や業界団体の方が来るとか、逆にそういう方たちの討議の場に利用者の参加機会を設けるとかして、利用者、事業者、行政が席を同じにできる場があればいいのにと思ったりしました。せめて自分自身はこうした市民活動にできるだけ接点を持ち続け、利用者視点を見失わないようにしなくては。

さて、このシンポジウム。私がもっとも印象に残ったのは、会場から上がったご家族の迷いや不安の声でした。


「寝たきりの母を自宅で看取ると決めたが、もし急変して苦しむようなことがあったら救急車を呼ばないでいられるだろうか」
「地方に住む老親が自宅での看取りを希望しているが、自分が親のところに行けるのは月に2回。ホスピスを選ぶべきなのだろうか」。


私がハウス長をやっていたときにも、ターミナル期のご入居者のご家族が揺れ動く様子を目の当たりにしました。また、義母の最期では、当事者として家族の迷いを実感しましたので、会場からの質問者の心情には強く共感しましたし、迷う気持ちがリアリティをもってのしかかってきました。


介護のやり方、看取りの仕方に論理的正解などないと私は思っています。企業経営に「人・金・物」があるように、介護には、本人の希望もさることながら
1 介護者の状況:立場、人数、年齢、体力
2 経済的状況:かけられるコスト、収入を得る手段、割ける時間
3 住まいの状況:両者の地理関係、住宅の状況、医療介護の社会環境
これら3つのバランスを考えることが必要になります。


これまで一般の方よりはずっと多くの高齢者と接してきましたが、ご家族に対して生活が壊れるほどの献身を要求した方は記憶にない。ご本人もそこまでして自分の希望を貫くことは本意ではないはずなんです。だから、迷ったり後悔したりするご家族には、誤解を恐れずこう言うことにしています。とことん考えた結果選ばれた方法は全てが正解、なすべきことをしたと胸を張っていいと思う、と。


我々事業者にとって考えるお手伝いをすることは大事な業務ですが、「決めた」気持ちに共感し、肯定して差し上げることもまた、重要な役割だと思っています。

( 2011.3.2 )

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